【初心者向け】プランターでミニトマトを簡単に育てる方法とポイント①
ミニトマトを使った簡単レシピ
ミニトマトは、育てたあとの楽しみもいっぱい!最近では「カプレーゼ」はおすすめの一品として、よく紹介されています。スライスしたモッツァレラチーズ、ミニトマト、そしてバジルを交互に並べて、オリーブオイルと塩をふるだけでおしゃれな前菜になります。ほかにも、ミニトマトを半分に切って炒めたパスタや、朝食にはスクランブルエッグとの相性も抜群です。自分で育てたミニトマトが食卓に並ぶのは格別です。家庭菜園でとれたてのミニトマトを使うと、料理もさらに楽しくなることでしょう。
ミニトマトの魅力
ミニトマトは初心者にも育てやすく、見た目もかわいらしく、収穫が楽しいので家庭菜園で最も人気な野菜のひとつです。赤く色づいた実は甘みがあり、そのまま食べられる手軽さも魅力のひとつ。ビタミンCやリコピンがたっぷり含まれていて、美容や健康にも良いと言われています。プランターを使えば、ベランダでも育てられるので、広い庭がなくても気軽に栽培できます。家庭菜園でミニトマトを育てていると成長を実感できるので、毎日の観察も楽しみになります。小さな子供さんがおられる御家庭であれば、お子さんといっしょに観察し、収穫すると楽しみも倍増すると思います。
ミニトマトの栽培暦
ミニトマトの育て方は、春から秋にかけての栽培が基本になります。3月〜4月に種まきをするか、4月〜5月に苗を購入して植え付けましょう。家庭菜園であれば、気温が安定する4月末~5月初めに苗の植え付けから開始することおススメになります。その後、6月〜8月にかけて、苗はグングン成長し、実がどんどんつき、実が赤くなったら収穫します。収穫のピークは7月〜8月。プランター栽培でもしっかり手入れをすれば、秋口まで収穫できることもあります。
ミニトマトを育てるプランター選びのポイント
初心者が家庭菜園でミニトマトを育てるなら、プランター選びはとても大事。標準プランターでも育てることはできますが、多収を目指して、深さが30cm以上あるものを選びましょう。ミニトマトは根をしっかり張るので、深さが足りないと元気に育たないこともあります。また、横幅が60cm程度あれば、一度に複数の苗を植えることもできます。プラスチック製の軽いものなら移動もラクですし、底に穴があいているもの(水はけに工夫のあるもの)を選ぶと、水はけも良くなります。ミニトマトがのびのびと根を広げられる環境を作ってあげるという意味でも深さのあるプランターがおススメです。
ミニトマトに適した土作りのポイント
ミニトマトを育てるには、ふかふかで水はけのよい土が大切です。初心者であれば、市販の「野菜用培養土」を使うのが最も失敗がなくお手軽なのでおすすめです。自分で配合する場合は、「赤玉土6:腐葉土3:バーミキュライト1」が基本となります。苦土石灰(1g/1ℓが目安)も混ぜておくと良いと思います。赤玉土はあまり大きな粒は控える方がよいと思います。市販の小粒程度のサイズが適していると思います。
もし私のように古い土を活用する場合には、少々手間がかかりますが、以下のようにして古い土を再生してから使うようにしてください。まず使い終わった古い土は数日かけて、しっかりと天日干ししてください。古い土を太陽にしっかりと当てて乾かすことで病害虫予防にもなります。その後、古い根等の残渣(ざんさ)や粒が細かすぎる土はを取り除いてください。その後、苦土石灰を混ぜることで、酸性に傾いた土を、野菜に適した酸度に調整してあげてください(ミニトマトはph 6.0 ~6.5)。できれば、植え付けの2週間前には、この作業を終え、植え付けの1週間前には元肥や堆肥を混ぜて、新しい野菜を育てる栽培用の土を準備しておいてください。プランター栽培の場合、特に土作りから丁寧に行うことが大切になります。家庭でのプランター栽培の成功がぐっと近づきます。なお、同じ科目の野菜を同じ土で栽培すると、連作障害が発生する可能性があるため、古い土を活用して野菜を栽培する際には、前作とは科目の異なる野菜を栽培するようにしてください。
植え付けのポイント、整枝のポイント、収穫のタイミングなどは、次回以降で記載します。楽しみにしておいてください。