4月も後半になると、それまで青々と咲いてくれていたムスカリの花も終わりの時期を迎えます。残念ながらムスカリの花は落ちますが、これでムスカリを育てるのは終わりではありません。土の中では球根がムクムクと育っています。ここではムスカリの花が咲き終わった後にやることについて記載します。
花が咲き終わった後に行う大切なこと
- ・花が咲き終わったら花茎を落とす
- ・葉は青々としている間は切らずに残す
- ・葉が枯れる前まで肥料を定期的にやり続ける
- ・葉が枯れてきたら球根を掘り起こす
花が咲き終わったら、花茎を切り落としてください。そのまま放置するとタネをつけてしまい、タネに栄養分を奪われてしまい、球根の成長に影響します。
葉が青々としてる間は切らずにそのままにしておいてください。葉が枯れるまでは日光を浴びて栄養を作り出し、その栄養が球根に蓄えられます。
花が終わっても、葉が枯れるまでは、同様に肥料を与えてください。10~14日の間隔で液体肥料を与えると良いと思います。
6月になると、葉の色も変わって枯れてきます。その時期が球根を掘り起こす適期になります。このタイミングで球根を掘り起こしてください。梅雨に入ると雨も多くなりますので、梅雨前の土が乾いている時期に掘り起こすのが良いと思います。掘り起こす時期が、あまり遅くなると、分球して球根に付いていた小さな球根(子球)が外れて、土の中に残ってしまい回収が困難になります。なお、著者は毎年、球根を掘り起こしていますが、毎年掘り起こすのが面倒に感じる場合には、2~3年に1回のペースで掘り起こしても大丈夫です。ただ、長期間、球根を掘り起こさずに同じ場所でムスカリを育て続けていると、分球した球根で窮屈になってきますので、やはり2年に1度くらいのペースでは掘り起こすことをおススメします。