
【初心者向け】プランターでムスカリを育てる方法②
ムスカリを植付けるポイント
球根の向きに注意し、芽が出ている方を上にして植えます。植え付けの深さは球根の頭が少し土から出るくらいがベストです。球根同士の間隔は5~7cmほど空けて植えると育ちやすくなります。5号鉢(直径15㎝)なら6から8球くらいを目安にすると良いと思います。 ただ、ムスカリの場合、間隔を狭めて植えると、花が咲いた時には、とても見栄えも良く、ゴージャスになります。球根の場合、少々間隔を狭めて植えても十分成長します。 なお、ムスカリは早く植え過ぎると、秋の間に葉が伸びて、少しだらしなく見えるかもしれません。逆に、遅く植え付けてしまうと球根の生育に影響が出るかもしれないので、こちらも注意が必要です。何年かムスカリの栽培を経験し、皆様の生活する場所/環境での植え付けの最適時期を見つけてください。
ムスカリの肥料と水やりのポイント
植え付け後の水やりはたっぷりと行いますが、植え付け後、春までの間、寒い時期が長く続きますが、寒い時期はほとんど水やりをする必要はありません。ただ、土の表面などが乾いていたら、冬場でも暖かい時間に水やりをしてください。肥料は植え付け時に、長くゆっくりと効くタイプの肥料(緩効性)を混ぜると良いです。その後は、芽がでてきたら、液体肥料などを10日~2週間に一度追肥をすると、球根がよく育ちます。
ムスカリの球根をほりあげる時期
花が終わった後、葉が黄色く枯れてきたら球根の掘り上げ時です。だいたい6月頃が目安になります。掘り上げるのが面倒で、そのまま放置しても自然に増えます。ただ、2~3年はそれでも問題ないでしょうが、土の中で増えた球根が混みあってきます。混み合ってきたら掘り上げて整理するとよいでしょう。私の場合、毎年必ず、梅雨に入る前に土を乾した状態で、球根を掘り上げています。堀り上げる時期が遅れると、掘り上げる際に子球が外れてしまい、回収が面倒になりますので、掘り上げ時期には注意してください。
ムスカリの球根をほりあげた後の貯蔵
掘り上げた球根は、土を優しく落として風通しの良い日陰で乾燥させます。乾いたらネットや新聞紙に包み、涼しい場所で保管します。湿気を避け、通気性の良い場所に置くことで、球根が傷まず翌年も元気に育ちます。
ムスカリの球根の増やし方
ムスカリは自然と球根が増える(分球する)ので、特別な作業をしなくても毎年、球根が増えます。掘り上げたときに新たな球根がついています。翌年には、それを分けて(引き剝がす)、別々に植え付けることで、さらに増やすことができます。やはり何といっても、しっかり成長させるためには、栄養のある土に植え付けてあげることが大切です。
プランターで手軽に育てられるムスカリ。初心者でも失敗しにくいので、ぜひチャレンジしてみてください!
写真は今年、我が家で咲いたムスカリの花です。今年もきれいに咲いてくれました。やはり密集させて植え付けるときれいです。