プランター菜園

古い土を再利用する時のポイント

日光(太陽)消毒して害虫や病原菌を取り除く

家庭菜園を長く続けていると、新しく苗を植えたり、種まきをするたびに、毎回培養土を購入することが経済的に負担になってきます。そんな時はこれまで使ってきた土を再生して使うと良いと思います。ただ、古い土を繰り返し使う際には、いくつかの注意するポイントがありますので、今回はそのポイントについて作業順に書きます

  • ・収穫を終えた後の土の中から根や茎を取りのぞく。
  • ・日差しの強い時期に、土を日光消毒(太陽消毒)する
  • ・堆肥や腐葉土等の有機物を加える (土質の改良)
  • ・植え付けにはできれば、以前と異なる科目/品種の野菜をうえつける。

長く同じ土を使って野菜を育てていると、土の中にさまざまな害虫が住みついたり、病原菌や細かな根が残ります。そのため、繰り返し同じ土を使うのであれば、これらを取り除いてから使用するようにしてください。さらに、一度使った土は日光消毒すると良いと思います。できれば温度が上がる夏の時期に1週間程度、太陽にあてるのが良いとされています。筆者は少々横着をして、2日から3日ほどの太陽消毒のこともあります。 本格的に菌を死滅させるなら熱湯消毒する方法もあります。大きくて丈夫なビニール袋を準備して、その中に土を入れ、熱湯で土を湿らせて、そのまま数日置くと土が消毒されます。

そうして再生した土に、堆肥や腐葉土などの有機物を加え、さらに元肥となる肥料(緩効性肥料)等の栄養分を加えてください。

同じ科目/品種の野菜を同じ土で繰り返し育てていると連作による障害が発生することがあります。できれば、そのため同じプランター(同じ土)を活用する場合、異なる品目の野菜を植え付けると良いと思います。複数のプランターを所有している場合、プランター(土)と育てる野菜の組み合わせを変更しながら、野菜作りをすることをおススメします。

補足ですが、最近はホームセンターで土質を改良するためのリサイクル材も販売しています。日光消毒した後の土に、時々、リサイクル材を加えてあげるのも良いと思います。効率的に土質を改良できます。