著者が育てているのは高麗芝という日本では最もポピュラーな芝生です。夏場に天然芝が青々としている姿をみると、本当に気持ちが良いものです。ただ、きれいで美しい芝生を育てる際に、欠かせないのが雑草処理です。芝生の管理の中で、最もおもしろくない作業になりますが、ほっておくと雑草が大きくなり、芝生を傷めて成長に影響を与えます。退屈でおもしろくない作業ですが、きれいな芝生を維持するために早めに処理をしましょう。
芝生の雑草処理のポイント:
- 雑草が小さい間に処理する
- 葉の部分だけをむしるのではなく、根元から処理する
- 除草剤を使う際は、適切な使用量を守る
- 除草剤を使うタイミングに注意する
冬場は芝生が枯れているので、この時期の雑草は緑が良く目立ちます。大きくなる前に見つけ次第、処理しておきましょう。
雑草を処理する際には、上部の葉の部分だけをむしるのではなく、根元から抜き取りましょう。小ガマを雑草の横から土の中に差し込み、その後、雑草を引き抜くと簡単に抜けます。
できるだけ使用しない方が良いですが、除草剤を使うこともできます。様々な除草剤が販売されています。最近は芝生専用の除草剤も多く販売されていますので、そちらを活用すると良いと思います。ただ、その場合も適量を守るようにしてください。使用上の注意をよく読んでから使用しましょう。
除草剤はできれば、春先と秋口に散布するのがおすすめです。春先に使用する除草剤は雑草の発芽を抑制するための除草剤になります。春先と秋口に散布すると良いと思います。
雑草の発生を抑制する方法:
どんなに丁寧に芝生を管理していても、雑草は必ず生えてきます。ただ、雑草の発生を抑制する方法がいくつかあります。
- 高い密度の芝生を保つ
- 秋から冬にかけての肥料を控える
- 芝生を短く刈り過ぎない。
そもそも芝生の密度を高く保っておくと、雑草の侵入を防ぐことになります。芝生の密度が薄くなっている箇所には雑草が生えやすくなります。春からのこまめな水やりや芝刈りを継続することで、密な芝生を保つようにしましょう。
秋から冬場にかけての肥料を控えましょう。芝生が旺盛に成長する夏場には肥料が必要ですが、それ以降に肥料を与えると、雑草が多く発生してしまいます。
芝生を短く刈り過ぎると、雑草に入り込むスペースを与えて、雑草が増えるため、芝生の高さを30mmくらいに揃えておくとよい良いようです。