芝生の管理

芝生の管理

5月、6月に必要な芝生の管理

5月になると、日も長くなり新葉が広がりはじめ、新葉の下ではほふく茎が周辺に伸びて、そこに根を張り節々から直立茎が伸びていきます。新葉が次から次へと出てくる状態の良い芝生は5月の後半には、ほぼ一面緑になります。新しく貼り付けた芝生の中には、状態が悪い芝生も存在しますが、そのような芝生でも徐々に緑になっていきます。

新しく貼り付けた芝生で、緑がでない芝生は、おそらく枯れていますので、早めに張り替えてください。6月初めでも秋には間に合いますが、できれば5月中に済ませてください。

この時期は雑草も次から次へと生えてきます。芝生の密度が濃い場所であれば、雑草の量は少ないかもしれませんが、密度の薄い場所や新しく張り替えて目土を場所、目地などには雑草が生えるので、見つけ次第、できるだけ小さい間に処理してください。雑草が大きくなると芝生を傷めることもあります。

この時期だと少し芝生が伸びてきますので、全体的に芝生の状態を見渡して、まだデコボコが激しく感じる場所があれば、できるだけこの時期に目土を入れて、高さを合わせるようにしてください。目土をする際には、レーキの背を使ったり、あるいは手で刷り込んだりして、土が芝生の間に入り込むようにしてください。

なお、目土の目的は上記のようなデコボコの補正だけが目的ではなく、露出した茎の保護であったり、芝生の根の生育範囲を拡大させる目的もあります。ただし、芝生の葉がすべて隠れてしまわないようにしてください。光合成を阻害してしまいます。

5月6月は芝生の生育も旺盛になってくる時期ですので、この時期に肥料をまいてあげると、芝生の成長を促進させることができます(1回/月)。芝生専用の肥料があるので、それらをおススメしますが、窒素-リン-カリウム(N-P-K=10-10-10 / N-P-K=8-8-8 )がバランスよく配合された肥料でも大丈夫です。1平方mに30g程度をできるだけ均一にパラパラと撒いてください。

水やりですが、張り替えた場所に関しては、しっかり根付くまでは芝生が乾かないようにこまめに水やりをしてください。その他、芝生の状態を確認して乾燥しているようなら水やりしてください。

場所によっては、芝生が伸びている場所がでてきます。刈り込みをしてあげてください。その後も、月に2回程度刈り込みしてください。*写真は5月の初旬の時のものです。