一般的に涼しい気候を好むため、冬に収穫されることをイメージしている人が多いかもしれません。お鍋で食べるイメージをお持ちの方も多いと思います。筆者はサラダにして食べることが多く、春先にタネまきして夏前くらいまで収穫しております。小株、中株で少しづつ収穫していく方法で栽培しています。コンテナを使って家庭菜園する場合、害虫に注意しながら、ほぼ一年中タネまきできます。
コンテナは、標準のプランターでも、発砲スチロール箱でも結構です。それほどたくさんの用土を必要としないため、小型プランターでも十分育ちます。著者は発砲スチロールを活用して栽培しています。
ミズナの育て方のポイント:
- 標準プランターであれば、間隔10~15㎝くらいで2条まき(2列のまき溝)
- 支柱のような棒状のもので深さ5㎜くらいの溝をつくる
- 間隔1㎝くらいでタネまきし、成長に合わせて間引きをしながら栽培
- 成長するにつれて、大きくなる葉の外側から順に収穫する
タネまきする際に標準プランターであれば、成長した姿をイメージしながら条間を10~15㎝くらい開けて2列の溝を作ります。
溝の深さですが、5㎜程度(1㎝程度でも大丈夫)が良く、深くなり過ぎないように注意してください。深さを均一にするために、支柱のような棒状のものを土の表面を軽く押す感じで使うことをおススメします。タネの間隔は1㎝くらいを目安としてまくとよいですが、それより狭くなっても少々問題ありません。あまり重ならないようにまきしょう。タネをまき過ぎると、後の間引きが少し大変です。
タネをまき終えると覆土して、タネと土が密着するように手で軽く圧をかけてください。その後、水をたっぷり上げて下さい。ただ、水やりの際には、タネが流れないように、やさしく水やりをしてあげてください。
均一にタネまきができていれば、きれいに発芽がそろいますので、そのタイミングで2~3㎝の間隔で最初の間引きをしてあげください。葉が4~5枚になるくらいに成長したら、さらに間引きして、4㎝~5㎝の間隔で育ててください。長く大きく成長したその側の葉から順に収穫すると良いと思います。3月末にタネまきすると5月から初旬くらいから収穫できます。
収穫している間も、土の表面が乾くようなら水やりをしましょう。草丈が20㎝を超えるくらいまで成長すれば、株元からハサミで切り取って収穫することもできます。